洗濯のプロに聞く! 洗濯ネットの正しい使い方・選び方

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洗濯雑貨の代表格ともいえる「洗濯ネット」。さまざまな形や大きさがありますよね。あなたはきちんと使えていますか? 洗濯ネットの選び方ひとつで洗濯のクオリティは段違い。正しく使えていないと逆効果なんてことも……

今回は、洗濯のプロに聞いた洗濯ネットの正しい使い方・選び方をご紹介します!

教えてくれるのは

「クリーニング リブレ」代表 茂木 康之さん
アパレル会社勤務を経て、神奈川県横浜市でクリーニング店「リブレ ヨコハマ」をオープン。衣類を傷めずにしっかりきれいに洗う技術が評判を呼び、シルク・ドゥ・ソレイユの舞台衣装など、海外アーティストのクリーニングを担当。柔軟剤がいらないオリジナル洗剤を開発するなど活躍中。

「ランドリーネットを使うのは、干したときのシワをできるだけ少なくするのが第一目的。ボタンやファスナーで他の衣類を傷つけたくない場合や、絡まりやすいものを洗うときもネットが活躍。衣類に合わせて数種類あると便利です」
クリーニング リブレ
https://livrer.stores.jp/

 

デリケートな衣類には3層メッシュのスクエア型


レース素材を使っていたり、フリンジなどの装飾がついたデリケートな衣類には、ネットの目が細かい3層メッシュタイプがおすすめ。
スクエア型は厚手の衣類も入る大きさ。スクエア型ランドリーネット¥300(3COINS)

「レース部分が内側になるように、裏側を表にしてたたんでネットに入れましょう。衣類はきれいにたたんだほうがシワになりにくいです」(茂木さん)

 

色の濃い衣類は3層メッシュのラウンド型

  
そのまま洗うと他の洗濯物の糸くずがついて目立ってしまう濃色系の衣類は、洗濯ネットが必須! おすすめは、洗濯時に回転しやすく、汚れが落ちやすいラウンド型のネット。円筒型ランドリーネット¥300(3COINS)

「衣類の表面がこすれると毛玉や色落ちの原因になるので、裏返しにして洗うのが基本です」(茂木さん)

 

デニムはシンプルなランドリーネット

  
色落ちさせたくないけどしっかり汚れを落としたいデニムは、たたみ方がポイント。ネットが大きすぎるとシワになりやすいので、ジャストサイズのネットを用意しましょう。ランドリーネット2枚セット¥300(3COINS)

「デニムは裏返したあと、汚れがたまって縮みの原因となる脇の縫い目を真ん中にしてください。ネットに入れるときは、ファスナーとボタンが隠れるように三つ折りにします」(茂木さん)

 

シャツはシンプルなランドリーネット
  
首元の皮脂汚れが気になるシャツは、水がよく通る一層タイプのシンプルなランドリーネットが最適。こちらもデニムと同じく、衣類とネットのサイズを合わせるのがシワを減らすコツです。ランドリーネット2枚セット¥300(3COINS)

「シャツを裏返しにしてボタンを見えなくしてから、絡みやすい袖を内側にして二つ折りに。ボタンは留めなくてOKです」(茂木さん)

【商品のお問い合わせ先】
3COINS
http://www.3coins.jp/

撮影/楠 聖子 編集/HEAVEN

※Mart2018年7月号「梅雨に負けない 快適!『洗濯雑貨ガイド』」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

 

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