長崎のちゃんぽんはここまで進化していた!

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Martで毎月連載している地域特派員ミセスによるご当地情報「おもしろいモノ見つけました」。今回は長崎県ミセスからちゃんぽんの情報が届きました。長い歴史のあるちゃんぽんが、地元では県民のアイデアで進化。焼きそばにナポリタン、お菓子までちょっとびっくりなちゃんぽんをご覧あれ。

長崎県民のソウルフードと言えばちゃんぽん

明治30年代、長崎市の中華料理店「四海樓」の初代店主・陳平順氏が、中国人留学生に安くて栄養価の高い食事を出すために、野菜くずや肉の切れ端などを炒め、中華麺を入れてスープで煮込んだ料理をつくったのがきっかけだといわれています。その後、日中混合庶民の味として語り継がれて長崎名物になりました。ちゃんぽんの語源は諸説あり、中国語でごはんという意味の喰飯(シャンポン)や、ポルトガル語の「ちゃんぽん」(混ぜる)がなまったものだという説、当時の中国人の呼び名「チャン」と日本人「ポン」を取ってチャン+ポンと名つけたなど多数あります。
「厚生食堂」は、世界文化遺産・軍艦島の端島炭鉱に実在した料理店。その店のちゃんぽんが堂々復活。軍艦島の味 厚生食堂ちゃんぽん 3人前(麺100g×3、スープ35g×3)¥700(白雪食品)

ちゃんぽん用のスープや具は別売りしています!
長崎ちゃんぽん、皿うどんづくりには欠かせないもの。彩りや味の再現はこの2つがあってこそ。手軽に長崎の味が自宅で楽しめます。

スープ
豚骨、鶏ガラ、野菜のエキスをベースにした本格派。薄めずに使います。ストレートちゃんぽんスープ300ml¥63(白雪食品)

かまぼこ
弾力のある赤、緑のはんぺんとちくわのかまぼこセット。1袋2~3人分。ちゃんぽん・皿うどん用の蒲鉾120g¥221(白雪食品)

「リンガーハットにもよく行きますが、自宅でもちゃんぽんを食べています。ちゃんぽん焼きそばにするときは、甘めのしょうゆ味でつくるんです」(地域特派員の井手直子さん)井手さんの家では、もつ鍋のシメは必ずちゃんぽん麺だそう。「子どもも太めの麺が好きで野菜と一緒にいっぱい食べてくれます。そしてラク(笑)」

ちゃんぽん麺は県民のアイデアで進化 ちゃんぽん麺で焼きそばをつくるのが定番です!

フライパンにごま油を熱し、みじん切りにしたにんにくとひき肉、にらを炒め、砂糖としょうゆ各大さじ1で味つけし、取り出します。フライパンにごま油とちゃんぽん麺1袋を入れて両面焼き、炒めた具材を加え混ぜ合わせます。

茹でてあるのでそのまま調理可能。要冷蔵のこちらが、いちばん風味がいい。茹でちゃんぽん140g¥53(白雪食品)

ナポリタンみたいなちゃポリタン

玉ねぎ、にんじん、ピーマンはカットし、フライパンにオリーブオイルを熱し、付属かまぼこと野菜を炒めます。麺と大さじ1~2の水を加えて麺をほぐし、付属のソースを入れ、炒め合わせて完成!

ちゃんぽん麺にかまぼことケチャップソース付き。和洋中の要素をまとめた、長崎らしい食文化を発信した商品です。長崎新名物ちゃポリタン(1食入り)¥250(白雪食品)

ちゃんぽん関連のこんなおもしろい商品も!

皿うどんチョコレート
パリパリ揚麺とパフをチョコレートでコーティングした夢のコラボ。6個入(チョコレート3個、ホワイトチョコレート3個)¥590(みろく屋)

長崎ちゃんぽん煎餅
名店「四海樓」が監修したもの。ちゃんぽんの味を閉じ込めながらカリッと焼き上げた香ばしい煎餅。18枚入り¥600(長崎 宝物産)

四海樓監修 長崎ちゃんぽんあられ
九州産もち米を100%使用、長崎ちゃんぽん発祥「四海樓」の風味をあられで再現しました。8袋入り¥1,000(木村のあられ)

バリエ豊かなちゃんぽん商品が揃っているのは本場ならでは。長崎に行った際はぜひお試しを。

【問い合わせ先】
白雪食品
http://www.shirayukifoods.co.jp

みろく屋
https://www.mirokuya.co.jp

長崎 宝物産
http://www.takarabussan.com/

木村のあられ
https://www.kimuranoarare.com/

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取材・文/森岡陽子  フードコ-ディネート/土肥愛子 構成/長南真理恵

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