日々の晩ごはんの献立は毎日のことだけに、ネタも尽きるしマンネリ化するし、買ったものをうまく使いきれず「どうしたらいいの…？」と悩みのタネに。
今回は、料理家・上島亜紀さんによる、木曜日～土曜日までの週の後半3日間をやりくりする献立とレシピをご紹介します。
前回の記事はこちら。
【料理家提案】月～水までの3日間を乗り切る献立＆簡単レシピ
【食材はどのくらい必要？】上島さんが水曜日夕方に買ったもの
・メイン食材（合びき肉、鶏もも肉、牛切り落とし）
・野菜（小松菜、しめじ、大根）
・その他（卵、焼き豆腐）
・常備野菜（じゃがいも、にんじん、玉ねぎ）
・常備食材（市販のトマトソース、マカロニ）
木曜日の献立
煮込みハンバーグとマカロニサラダとスープ
合びき肉、玉ねぎのみじん切り、パン粉、コンソメ、卵を合わせてよくこね、小麦粉をまぶして焼きます。あとはソースでひと煮立ちさせるだけ。
【使った材料】
●煮込みハンバーグ
合びき肉、玉ねぎ（しょうが焼き丼のときの玉ねぎを冷凍）、パン粉、コンソメ顆粒、卵、小麦粉、市販のトマトソース、しめじ、塩、こしょう、オリーブオイル
●マカロニサラダ
マカロニ、レタス、ハム、ゆで卵、きゅうり、マヨネーズ、カレー粉、塩、こしょう
●スープ
小松菜（葉の上半分のみ）、コンソメ顆粒、塩、こしょう
短時間で煮込んだ味に
ハンバーグの日のスープは手抜きで
ハンバーグをこねたり成形して煮込むのに疲れたら、スープは1野菜だけのシンプルなものにするのも手です。
金曜日の献立
ステーキと炒めものとお吸いもの
塩、こしょうを振った牛肉を、油とにんにくを熱したフライパンでまずは片面しっかり焼き、裏返して火を止め、5分おくと美味しく焼けます。
【使った材料】
●ステーキ
牛ももステーキ肉、にんにく（あれば）、塩、こしょう、サラダ油
●炒めもの
小松菜（葉の半分から茎まで）、ちくわ、白煎りごま、塩、こしょう、しょうゆ、ごま油
●お吸いもの
大根、にんじん、万能ねぎ（冷凍）、和風だし、しょうゆ
実はスーパーで「特売肉」に出合い、献立変更！
本当はこの日、「鶏のぱりぱり焼き」をつくる予定だったそう。「鶏のぱりぱり焼き」は、鶏もも肉に隠し包丁を入れ、皮目に数カ所穴を開け、塩、こしょうして焼くだけです。
日曜定番のチャーハン・スープで使いきる
この日使わなかった鶏もも肉は、日曜日の献立で有効活用。チャーハンとスープで使い切ります。
土曜日の献立
肉豆腐と和えものとポテトフライ
春雨は熱湯で戻し、焼き豆腐は6等分、玉ねぎはくし形切り、えのきは房取りし、小松菜は約4cmに切ります。鍋に具材を入れてめんつゆで煮るだけ。
【使った材料】
●肉豆腐
牛肉の切り落とし、焼き豆腐、玉ねぎ、春雨、えのき、小松菜、卵、めんつゆ
●和えもの
ちくわ、きゅうり、レモンスライス（冷凍）、鶏がらスープの素、塩、こしょう、ごま油、白煎りごま
●ポテトフライ
じゃがいも、コンソメ顆粒、小麦粉、サラダ油
面倒な日の副菜は「和えもの」でいい
●ちくわときゅうり和え
時間がないときこそ和えものがおすすめ。鶏がらスープの素、塩、こしょう、ごま油を混ぜた調味料で和えるだけです。
●カボチャのごまドレ和え
もっと簡単なのがこれ。レンチンした材料をドレッシングで和えるだけ。冷凍のカボチャを使えばさらに時短に。
いかがでしたか？今回ご紹介した上島さんの「3日分ずつたてる献立ルール」は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
毎日の晩ごはんにもう悩まない！「3日分ずつたてる献立ルール」とは？
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撮影／北川鉄雄 フードコーディネート／上島亜紀 取材・文／加藤文惠 構成／タカノマイ（Mart編集部）
Mart2019年8月号
うまくこなす秘訣はここにあった
毎日の晩ごはんでもう悩まない！あの人の「献立力」より
